憧れの学校であり続けるために。先進的な教育環境を導入。

千里高等学校は英語と科学に特に力を入れています。生徒のレベルも非常に高く、文部科学省の *スーパー・イングリッシュ・ランゲージハイスクール や、**スーパーサイエンスハイスクール に選定されるなど、教育体制についても評価をいただいています。

我々としては、今までの実績に安住することなく、これからも常に憧れの学校でなければいけない、と考えています。とはいえ、授業内容の善し悪しというのは外部からはなかなか分からないものです。授業内容自体が秀逸であることは当然として、やはり教育環境を整備することが校外の方々にも理解を得られやすい施策になると思います。

ではどういった環境を整えていくべきか。そう考えたときに、これからの時代、タブレットその中でもやはり iPad を使った授業というのは外せないだろうという結論に至りました。


「これからの時代、タブレットその中でもやはりiPadを使った
授業というのは外せないだろうという結論に至りました。」


▲千里高等学校 辻 荘一 氏

討を始めた2年前の時点では、まだ iPad を導入している学校はほとんどありませんでした。正直に申し上げると自信はなかったのですが、まずはチャレンジしてみようと、主に英語教育用に一クラス分の予算を申請し、昨年導入いたしました。


*スーパー・イングリッシュ・ランゲージハイスクール( SELHi ) 英語教育の先進事例となるような学校づくりを推進するため、英語教育を重点的に行う高等学校等をSELHiとして指定し、英語教育を重視したカリキュラムの開発、大学や中学校等との効果的な連携方策等についての実践研究を実施する。


**スーパーサイエンスハイスクール( SSH ) 文部科学省より SSH の指定を受けた学校では、科学技術系人材の育成のため、各学校で作成した計画に基づき、独自のカリキュラムによる授業や、大学・研究機 関などとの連携、地域の特色を生かした課題研究など様々な取り組みを積極的に行う。


全てが手作り

はいえやはり先行事例がなかったため、導入はなかなか大変でした。

当時、校内ネットワークに無線 LAN を繋ぐことが禁止されていたため、別予算で別の回線を引いてきて、一教室にだけ無線 LAN を整備しました。またiPad 50台を収納する棚が必要だったのですが、専用のものが市販されていませんでした。本来は特注したかったのですが、予算の関係で既成品の中からイメージに近いものを色々と探したりもしました。また必要な仕様書も全て自分で準備するなど、孤軍奮闘で試行錯誤を繰り返しました。

運用を始めた当初も、iPad の予測変換によって単語テストの解答が他の生徒に見えてしまうため、その機能を手動でオフにしたり、Safari にない機能を使うため、他ブラウザを使用していたところ、そのソフトのバグによって入力した解答が途中で消えてしまうトラブルがあったり。

全てが手探りの中でしたが、だんだんとノウハウも貯まり、今ではスムーズに運用できています。



iPad には生徒はあっという間に慣れてしまう


入は iPad は50台のみ。高校1年生全クラスで使用するために、1年生全クラスが週に一度 iPad を設置した教室を使えるように時間割を組んでもらいました。教科書の内容に基づいた生徒同士のペア学習、及び英語テストを iPad で行なっています。

また毎年2泊3日の英語合宿を実施していますが、生徒一人に一台ずつ iPad を持たせ、合宿でのゲームや、チームプレゼンテーションの下調べに使うなど、フル活用しています。

iPad の良さは誰でも簡単に使えるところでしょう。生徒には自分で何とかしなさい、と伝え、使い方などを体系的に教えたりはしていません。 しかしすぐに慣れてしまい、勝手にデスクトップの画像を変えたりしてしまうのに、こちらが困ってしまうぐらいです(笑)

また、手で持てるため、ペア学習の際も生徒同士が互いの顔を見ながらできる、というのが良いですね。

千里高校では、1, 2年生は大量インプットが授業方針で、英語の力に直接なるようなことにのみ iPad を使っていますが、中学生や小学生が対象であれば、色んなアプリを使ってもっと遊びを取り入れながら学習を進めるのにも iPad は使えるだろうと感じます。


とにかく教師が楽になるように考えた

今回の導入にあたり、iPad でテストが実施できるソフトを色々と検討しました。

Google や App Store などで何日も深夜まで良いソフトがないか探しましたが、個人ユースのものばかりで、学校に特化したものはほとん どありませんでした。結局、検索でたどり着いた starQuiz を試してみたところ、とても使いやすかったため導入を決めました。また価格も5,000円と低価格にも関わらず、受講人数が無制限、というのも太っ腹で素晴らしいです。

「今まではテスト問題を印刷、配布し、テスト実施後、紙の回収、採点、
そして点数の記録を別途 Excel などに転記していました。
それらの工程全てが、iPad と starQuiz の導入により、なくなったわけです。」


またテスト作成そのものも starQuiz は非常に簡単です。実は既に校内で運用されているテスト作成・出題のシステムはあるのですが、それよりもStarQuizのほうが遥かに使いやすいです。英語の暗記や文法のテストなどには非常に相性が良いと思います。

今回の iPad 導入での利用だけでなく、元々あった CALL 教室での授業でも、映画内で使われている表現の理解度テストや、単語の暗記テストにあたって、Windows PC に starQuiz をインストールして活用しています。

千里高校は進学校であるため、授業においても、英語の力を伸ばすために、大量のインプットを生徒に求めます。ですから授業においても高い効率性が求められます。そういう意味で、starQuiz の導入でテスト実施の時間短縮と教員の手間が圧倒的に減ったことは、非常に大きいのです。

あえて注文をつけるとすれば、iPad のソフトキーボードは慣れるまでに少し時間が掛かることでしょうか。生徒も最初のうちは使いづらいと、言っているものもいました。

あと、starQuiz についてはランダム出題に対応して頂けると嬉しいです。今のバージョンでも出題をランダムにすることはできますが、例えば50題の試験範囲の中から、ランダムに10問だけ出題という形が出来るようになってほしいです。

また昨年度の iPad 導入に続いて、今年度は1,2年生の全教室に薄型テレビを取り付け、オンデマンドビデオ配信システムを導入しました。

サーバ側にファイルを入れておけば、どの教室のテレビからでもそのコンテンツを閲覧できますし、配信できるのは動画だけでなく、静止画や音声も教室で見せたり聞かせたりできます。静止画はパワーポイントで作って JPG に書き出して保存しておけばプレゼンテーションソフトウェアのように使うことができます。操作はテレビのリモコンをそのまま使うため、たとえコンピュータが苦手な先生であっても、すぐに利用することができます。電子黒板は使う人を選びますが、このシステムは誰でも使えます。

今後については、やはり校内が全て無線 LAN 対応となり、千里高校の生徒全員がタブレットを持つようになってほしいと思います。

そうすれば教科書だけでなく、プリント類、お知らせ、出欠管理、 緊急連絡など、これらが全てデジタルで運用できます。今はそういったソリューションは非常に高価なものばかりですが、教科書会社さんがリーダーシップを取って、iPad と一緒にシステムとして安価 に販売してもらえたら嬉しいと思います。


どんな授業をしたいのか?からスタートすべき

CALL 教室、iPad 導入、テレビを使った電子黒板の導入と、これまで様々なかたちで教育環境を整備してきましたが、

「常に意識しているのは、『どんな授業をしたいのか』
からスタートすることです。」


こんなシステムや機械があるんだけど、これを使って何しよう?というのは完全に順番が間違っています。

今回の iPad 導入での利用だけでなく、元々あった CALL 教室での授業でも、映画内で使われている表現の理解度テストや、単語の暗記テストにあたって、Windows PC に starQuiz をインストールして活用しています。機械を使うのが目的ではありません。最も大切なことは、生徒の英語の力が伸びるかどうかです。特別な設備なしでベストの教え方ができるならば、その設備の導入は必要ありません。設備導入に当たってはそのために機械でなにができるのかを考える必要があります。「生徒に対してどんな効果を出したいのか。」「なぜ導入すべきなのか。」の理由を明確にし、どんなメリットが誰に対してあるのかが、はっきりしていないと、たとえ導入しても誰も使わないでしょう。

公立高校で予算も限られるとはいえ、これからも千里高校が憧れられるような学校であり続けるために、どうすればより質の高い授業ができるのか。チャレンジを継続していくつもりです。

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